第12回中央委員会

2008年春闘方針を決定
 

要求を出さないといつまでも改善できない団結してガンバロー !!

 JAMは1月17−18日の両日、静岡県で第12回中央委員会を開き、2008年春季生活闘争方針を決めた。決定した要求は、30歳標準労働者の所定内賃金を26万円、所定内労働時間が2000時間超の場合2000時間以下に、休日を含む月45時間超の所定外労働時間の割増率を50%に引き上げる、全ての休日割増率を50%に引き上げることなど。

 日程では、2月19日(火)を統一要求日、3月11日−12日を統一回答指定日とし全単組の有額回答引き出しに全力を挙げる。








 賃金改善、総実労働時間の短縮、所定外労働時間割増率引き上げを要求

 

河野和治JAM会長


 中央委員会冒頭のあいさつに立った河野和治JAM会長は、「それぞれの企業の労使が賃金改善の上げ幅や賃金水準を明らかにして、積極的に賃金の改善を図っていく役割が求められ」るとし、

1.例賃金の改善を図り、消費支出の拡大につなげ、内需を中心とした経済の下支えを図っていく
2. 競争力強化や生産性向上には人への投資が必要である
3. 働く者の尊厳が守られ人を大事にする経営が求められている

こうしたことから月例賃金の改善とあわせて、過重労働抑制と労基法改正の後押しのためにも連合の割り増し共闘に参加し、時間外割り増しの引き上げに取り組む、と決意を述べた。

 決定した2008春闘方針は、基本スタンスで、

・ 人材を確保し育てていく「人への投資」を強め内需拡大を期す。
・ 格差縮小に向けた水準重視の取り組みと、
・ 最低賃金規制の強化で非正規労働者の処遇改善が重視されなければならない
として、賃金改善、総実労働時間の短縮、所定外労働時間に対する割増率の引き上げに取り組むことにしている。