JAM2010年春季生活闘争方針を決定する第16回中央委員会が1月14・15の両日、熱海市で開かれた。決定した春闘方針は、①雇用を守ること②賃金水準の低下阻止を最優先とし、労働時間に関する取り組みと非正規労働者の処遇改善にも取り組むことにし、2月23日を統一要求日に設定、3月16・17日の統一回答指定日に向けて全単組が回答の引き出しに全力を挙げることを確認。政策実現の取り組みでは、津田やたろう参議院議員の再選へJAM全組織の総力を挙げ、一歩前進した取り組みをすることを決めた。
2010春闘・津田やたろう再選勝利へ「ヤッタロー」
 
 決定した方針では、高卒直入の30歳、35歳の標準労働者の所定内賃金を260,000円、305,000円とし、JAM一人前ミニマム基準を18歳~50歳に8段階の基準を設定した。
 また、
①賃金制度のあるところでは賃金構造維持分を確保し、
②賃金制度はないが賃金実態に基づいて推計できるところは、その相当分を要求・確保する。
③構造維持分の推定もできないところでは、平均賃上げ要求基準として4,500円以上の要求を行う。
 賃金の改善是正については、人材確保のため初任給の引き上げ、賃金分布の偏り・ゆがみ是正等に対し、構造維持分を確保した上で、500円以上を要求することとし、すべての単組は賃金に関する何らかの要求を提出し、労使協議に臨むことを決定した。

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