JAMは5月28日、都内で第17回中央委員会を開き、「多くの単組が賃金構造維持分を確保し、賃金水準の低下に一定の歯止めを掛けた」とする2010年春季生活闘争総括、2010・2011年度運動方針に基づく2011年度活動方針骨子などを決め、7月11日に予定されている参議院議員選挙で、津田やたろう議員の再選を目指し、残された期間総力を尽くすことなどを確認した。 | |
冒頭のあいさつに立った河野JAM会長は「2010年春闘は、『賃金構造維持』を基本に賃金水準の低下に歯止めを掛けることを主眼に取り組み」、一定の歯止めを掛けた。連合が今回から
①共闘連絡会議を中心に交渉前段の取り組みとして、各産別が登録した395単組の賃金水準と賃金カーブを開示したこと、
②職種別・業種別の賃金形成へ向けて「代表銘柄」として技能職35歳ポイントを中心に62銘柄を設定した
―ことを示し、これにより賃金の取り組みは「上げ幅の運動から、絶対水準を重視した運動へ大きく踏み出した」と評価した。
一方、7月11日に予定される参議院議員選挙では、「いよいよ総決戦の時」「私たち自身の力で津田やたろうを必ず当選させるという決意をお互い再確認を」と檄を飛ばし、やたろうは、「各省庁政務官とJAMの橋渡し役とともに、現場の声を伝え、雇調金の拡充で多くの企業の倒産を防止し、職場と雇用を守った」「津田やたろうは絶対に必要な議員だ」と強調し、決意を新たに最終盤の取り組み強化を訴えた。