少子高齢化の進展に衝撃的な推計値
社会保障審議会人口部会で新将来人口推計を発表
|
1月30日、第5回社会保障審議会人口部会において、「日本の将来推計人口(2002年1月推計)」結果が報告され、確認されました。この新しい推計人口は、2000年10月に実施された国勢調査人口を基準に、国立社会保障・人口問題研究所が推計したもので、前回は1997年1月に行われています。新推計によると、前回推計に比べて少子・高齢化がさらに進展の度合いを深めています。
|
|
部会では、「合計特殊出生率は非常に衝撃的な数字。国を挙げて少子化対策を強化すべき」「今後の社会保障、社会全体に与える影響は計り知れない」などの意見が相次ぎました。連合・JAMが求める「仕事と家庭の両立支援法制定」や「保育所待機ゼロ」など、子育て環境の一層の整備が急務となっています。
|
|
2000年 |
2025年 |
2050年 |
新推計 |
前回 |
新推計 |
前回 |
新推計 |
前回 |
総人口(万人) |
12,693 |
12,689 |
12,114 |
12,091 |
10,059 |
10,050 |
65歳以上人口割合(%) |
17.4 |
17.2 |
28.7 |
27.4 |
35.7 |
32.3 |
65歳以上人口(万人) |
2,204 |
2,187 |
3,473 |
3,312 |
3,586 |
3,245 |
|
新推計 |
前回 |
総人口のピーク |
2006年
12,774万人 |
2007年
12,091万人 |
長期の出生率仮定 |
1.39 |
1.61 |
長期の平均寿命 |
男=80.95歳 |
男=79.43歳 |
女=89.22歳 |
女=86.47歳 |
|