JAMは、連合とともに「お医者さんにかかったら領収書をもらおう」運動を進めています。皆さんは、お医者さんにかかって窓口で領収書をもらえなかったことがありませんか?そんな時、「領収書下さい」って言いにくいですよね。それでなくても病気の時は気が弱くなりがち。命を預けているお医者さんによけいなことを言って冷たくされたらいやだし。
 そこでこんなカードを窓口に出して、お願いしたらどうかと考え、JAMの組合員全員にお配りしました。まだ、このカードを受け取っていない組合員の方は、組合事務所に問い合わせて下さい。

「領収書を下さい」カード

<表>   <うら>

 

 私たちは、スーパーで買い物をしても、キャベツ1個、牛乳2本など、明細の入ったレシートをもらいますよね。居酒屋へいっても、焼き鳥何本に、生ビール何杯・・フルーツ盛り合わせなんて頼んでないのに請求されたら、「こんなの頼んでないよ」と文句を言うでしょう?これとこれを買って、だからいくら・・どんなお店でも確認してから支払うのが普通です。
 ところがお医者さんにかかった時はどうでしょう。請求された金額に何の疑問も持たずに支払っていませんか?なぜお医者さんにだけ、明細がわからなくても払う、しかも領収書がもらえないときもあるなんておかしいと思いませんか?これからはぜひ明細書つきの領収書をもらいましょう。
 こちらではなくて、  こちらのような明細書つきの領収書をもらいましょう。
 

 


 

 領収書と医療費通知を照らし合わせてみると、自分はその月に全くお医者さんに行っていないのに、行ったことになっていたり、実費で受けた健康診断が病気扱いになって保険からも支払われていたりすることがあります。これがいわゆる医療費の「不正請求」です。私たち一人一人が明細書つき領収書をもらって、医療費通知と照らし合わせることによって、この不正請求をチェックすることができます。  

 私たちは、お医者さんにかかった時、よほどの大病でないかぎり、それほど多額なお金を支払わなくてすみます。でもこれは健康保険制度があるから。日本は国民のほとんどすべてがなんらかの健康保険に入っていて、毎月保険料を支払っています。ところが現在、この健康保険制度が大幅な赤字を続けています。それは老人の医療費をまかなうためのしくみとか、診療や検査をやればやっただけ保険から支払いをうけられる出来高払いの制度とか、今の医療制度に多くの問題があるためです。今、日本の医療費は年間約30兆円。国家予算の半分にも匹敵する莫大な額です。私たちがこのまま医療のことに無関心でいると、医療費は膨らむばかり。結局そのツケは私たちにまわってくるのです。この運動をすすめることで、みんなが医療費のことを考え、安心してお医者さんにかかれるように、日本の医療制度を変えていくきっかけにしたいのです。


 


カードを使って明細のわかる領収書をもらいましょう

 

合計10万円以上は確定申告で
医療費控除が受けられます
  
( pdfファイルです。646KBあります )


・かかった覚えのない請求はありませんか?
・領収書の金額と請求が一致していますか?


保険者に問い合わせましょう


 

 お医者さんで、「領収書を下さい」と言ったら、「もう来なくていい」と言われたり、領収書代として500円請求されたり、なんていうことがあったらぜひこちらまでご連絡下さい。
 その他、医療のことで言いたいこと、意見、感想、何でも結構です。どしどしお寄せ下さい。  syakai@jam-union.jp

 

 医療のこともっと知りたい。労働組合の考え方は?そういう方はぜひ連合のホームページへどうぞ。「医療言いたい掲示板」もあります。ぜひ参加しましょう。
連合ロゴ日本労働組合総連合会

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